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大学生の時、アルバイトを始めて、一定の収入を手にすることになると、自分のために好きなものを買える様になった。おしゃれと電化製品、その中でも特にAVオーディオビジュアル、にお金を注ぎ込んだ。ここでのおしゃれとは、当時購入したDCブランドなどと言われた服。気になるものは予算のゆるし限り、手当たり次第購入した。現在手元にほとんど残っていないが、服の審美眼はその頃に詰め込んだ知識を基本としている。学生から社会人になり、紆余曲折を経てデザインの仕事に就くのだが、東洋の審美眼ではなく、西洋の審美眼を求めて触れるものを吸収しようとしていた。
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そのころ、空間デザインの仕事を始めて、日常生活はクリエイションを量産させることに費やし、そのために時間と自由を費やさざるおえなかったが、今思えば、そのストレスは強力であった。12月は業務上の閑散期であり、収入のほとんどを自分ごとに使えた独身時代、海外に向かう飛行機で地上を離れることで救われていたのかもしれません。
展示会の空間デザインでは、海外の販路を求める企業も含まれていたので、少なからずその機会もありました。そんなときドイツ語が堪能で、現地の観光関連の企業に勤めた経験がある営業担当者と組むことに。そんな彼が”Colette”を教えてくれた。時はECサイトなどインターネットが盛り上がり出した頃、日本にいながらもサイトに並ぶ商品を、イケてる玉石混合と眺めていた。店舗デザインは日本人の有名デザイナーが担当した様ですが、その時はまだそれすら知り得ませんでした。
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そんな”colette”がパリのガリエラ美術館で2023年に『1997 Fashion Big Bang』と題した展覧会で取り上げられていた。いまだに、その影響力は継続している、という。そんな私も一度だけ、お店を訪れたことがありました。しかしながら買うべき商品が見つけられず早々に撤退したことを思いました。ほんの少しのColetteにまつわる思い出です。
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