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デザイン経営講座の備忘録、初めに考えること3:redfrog greenfrog STUDIO

  • redfroggreenfrog
  • 11月6日
  • 読了時間: 2分

更新日:4 日前

初めに考えること3


文化醸成、人格形成、価値創造、三つの領域をめぐりながら醸成してゆくもの。


文化醸成とは、事業集団(会社)の中で経営者が、顧客や社員全員に思いを伝え、デザイン経営を実践してゆく共感と競争の土壌を作ること。

例えば、インナーブランディングとか呼ばれますが、デザイン経営を始めるにあたって、経営者が自身の思いをメールにて全社員に配信するとか、を指します。


人格形成とは、自社の熱い思いや、自社らしさ、誇りを明確にして、未来の自社の理想を構想すること。

例えば、自社らしさをさらに強固にするために、自社の独自技術などの知財化、また社会に対してどの様に貢献するのかを再確認する、また自社の将来像を描くなど。


価値創造とは、上の二つを踏まえた上で、顧客や、社会のニーズを基に魅力ある製品を生み出す行為。

例えば、自社の持つ暗黙智などを顕在化するため、各部署のヒアリングなどによる掘り起しなど、またそれを活用したプロトタイプングなど。


 とまあ、文章にするとこの様になりますが、中小事業者で特にクライアントワークに疲弊した経営者、社員の方々、もしくは、社内的な不満などがあると、新たな課題に積極的に取り組むことが難しいことが多い様です。その様な状況踏まえて、客観的な外部からの意見が有効に働くケースが見受けられます。前述にもありますが、それぞれの領域を、集団の中にいる人々が、それぞれの思いを言語化し、共有できるまでに時間がかかり、迷走することも多いと思います。しかも、単純にフレームワークをこなすだけではなく、何度も行ったり来たり、それぞれの領域を、めぐりながら、醸成してゆくものと考えます。


以上の内容から、中小企業のデザイン経営には、伴走者の存在が不可欠である、と考える次第です。


 
 
 

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