デザイン経営講座の備忘録、次に考えること2:redfrog greenfrog STUDIO
- redfroggreenfrog
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次に考えること2
全社的な意識の不統一
前出の特許庁の資料からも、社内での意識の不統一、としてたくさんの例が書かれています。
おそらく、中小の事業者でよくあるのが、クライアントワークを効率的にこなし、利益を上げ、社員に還元できるように考えることが最善、という考え方。もちろん、それは大事なこと。しかし、ことデザイン経営となると、力を注ぐポイントが変わってきます。それは、過去に登場した以下の図にあるように、文化醸成、人格形成、価値創造を取り組もうとすると、集団を束ねる言葉が必要になる。
自社らしさを表現する言葉。それを自分たちで紡いいでゆく作業は、日常業務からは「遠い作業」かもしれないけれども「今はまだどんな言葉か分からないけれども」集団の全てが納得できる、思いを、心を一つにできる言葉、もしくはみんなが腑に落ちる言葉であってほしいと思ってます。大規模の集団になれば、この効果は薄れてゆきそうだけれども、中小の規模の企業集団においては、まだ無い「自社らしさを表現する言葉」が必要なかと。
しかし、これは大体時間がかかる。なぜなら、自分たちで紡ぐ言葉だから。文化醸成、人格形成、価値創造の領域を行ったり来たりしながら、固まってゆくものだからです。

(出展)特許庁、我が国のデザイン経営に関する調査研究






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