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デザイン経営講座の備忘録、ふと思いついた大切なこと:redfrog greenfrog STUDIO

  • redfroggreenfrog
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

地域コミュニティ2



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 モーレツ社員だのという言葉が流行っていた昭和の頃、昔の古い映画で、「今日は無礼講だから、」とかなんとか、会社役員などの管理職が社員の意見を広く吸い上げようと「事業者側の工夫」として、そんな場面を思い出した。曖昧な記憶で、おそらくは映画の一場面のはずだが、現実でもその様な場面も、事例も、あったはずと想像した。


 地域コミュニティという側面から、デザイン経営の初期の段階で召集される会社コミュニティに集まる人たちのシミュレーションを考えてみた。よくある場面かもしれないが、誰かが何か会社の制度上の不満とかを口にする。別の誰かは、一切喋らず。その他、日頃の会社の同僚に対する不満など。これも、回数を重ねるごとに気持ちも解きほぐれてネガティブな発言から、徐々にポジティブな発言に転換してゆけばいいのだけれども、ポジティブに転換してゆくのに手間がかかり、どれだ時間が掛かるか読めないこともある。


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 地域コミュニティは、事業集団ではないので、ボランティア的に地域の課題解決をどうにかしたい集団となる。集まってきた人たちは、日頃違う営みを送っているので、特に集まりに対して大きな不満などもなく、事業集団とは少々異なる。日本の「会社ヒエラルキー」が働かず、しかしながらステイクスホルダー同士が集る混戦状態から始まるのだけれど、大体が話がまとまらず時間的な制約により、次回の開催が宣言される、と。少なくとも私の経験では、多分、そんな感じで、ご近所さんの集いは始まった。これは日本の会社的な会議と異なり、ヒエラルキーが働かないので、ステイクスホルダー同士が意見交換し、関係性を深める良い機会になっているのではと考えた。


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 ヒエラルキーを排除し、妙な緊張感を取り除き(もちろん議題に対しての積極的な発言は欲しいのだが)、心理的安全性を担保することが、デザイン経営の初期の段階で召集される方々にとって、地域コミュニティに学ぶことではなかろうかと思い至った。

 
 
 

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